ネット販売がうまくいかない理由・・・その2
昨日から書き始めた当店のネットショップを事例に、うまく売れない例をお教えしています。
今日のテーマ。
『ブーム』はすぐに終わる=『ブーム』を追いかけない
2008年のことです、出産のお返し(内祝い)の商品として、生まれた赤ちゃんと同じ重さのお米=体重米(もしくはウエイトライスともいいます)がヒット商品となりました。
当時はメディアでもたくさんとりあげられたものでした。
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当店の体重米はこちらです↓↓↓↓
出産内祝いの体重米『天使のほほえみ米』。赤ちゃん体重米とかわいい名入れポストカード付。
そして使用したお米は兵庫県産こうのとり米。
コウノトリが育む出産内祝い米として大ヒットしました。
1年で2000万以上売れた商品で、当時お米の在庫が底を突くなど大変な勢いでした。
結婚式の両親へのプレゼントとして開発されたのがこちら『米ブライダル』。
新生児が着る赤ちゃん肌着を着た可愛い体重米で、全国どこを探しても肌着を着たウエイトライスはこの商品だけです。
結婚式の体重米第2弾がおくるみにくるまれた体重米『天使のにこにこ米』。
ブライダルの両親プレゼントとして5年で1万組のカップルに利用される人気商品となりました。
このようなこれまでになかった新しい商品には必ずライフサイクルがあります。
商品ライフサイクルの図です。みたことがあると思います。
このライフサイクルが現代はとっても早い。
僕の経験ですが、早ければ1年で衰退、長くても3~5年くらいで衰退を迎えることが多いと思います。元々ニッチな分野でのヒット商品ですら、ライフサイクルはこんなに早いんです。
これがいわゆる『ブーム』ですね。
ブームがいつまで続くのか、本当に定着するものか、衰退を迎える前に新しい市場に移ることができるか、これが重要だと考えます。
当店の体重米シリーズは今でも購入されるお客さまはとても喜んでくれる商品ではありますが、絶対数が激減しました。そして、それをまだ回復できると見誤っていたと考えています。
10年前、スマートフォンはまだ世の中に出てはいませんでした。
ところが発売からたった7年で世界中に広まっています。
これからウェアラブルデバイスが普及してくると言われています。
5年後の環境を予測できますか?
それだけ世の中の移り変わり、環境の変化は激しいのです。
環境が変わると人の消費行動も変わります。
いつまでも過去の栄光に引きずられないで常に新しい市場開拓を目指して進んでいくことをお勧めします。