保育の現場は、なぜ怒りが生まれやすいのか
近年、「不適切な保育」や子どもへの不適切な関わりが社会的に大きく注目され、どの施設もその防止に真剣に向き合うようになりました。しかし、こうした問題の背景には、保育士個人の資質だけでは説明できない要因があります。多忙、人手不足、感情労働という現場の構造のなかで、余裕を失った瞬間に、つい強い言葉や態度が出てしまう——それは、真面目に働く保育士ほど陥りやすい落とし穴です。不適切な保育を「起こさせない」ためには、精神論や個人の我慢に頼るのではなく、怒りの感情と向き合う具体的な技術を、施設全体で共有することが有効です。
これは個人の性格の問題ではありません。人手不足と多忙、感情労働という保育・福祉の仕事の構造そのものが、怒りやストレスを生みやすいのです。だからこそ、感情との付き合い方を「技術」として学ぶことに意味があります。
外部講師では分からない、保育現場のリアル
私は、秋田市と横浜市で6つの保育園を運営する社会福祉法人山王平成会の事務長を務めています。つまり、保育の現場を「外から見る講師」ではなく、日々その運営に責任を持つ当事者です。保育士がどんな場面で疲れ、どんな保護者対応に悩み、どこで離職を考えるのか——その実態を知ったうえで研修を設計できることが、私の最大の強みです。
一般的なアンガーマネジメント研修は、企業向けの内容を保育現場に当てはめたものが少なくありません。しかし保育・福祉には、この業界ならではの怒りの場面があります。私はその一つひとつに、現場の言葉で応えます。
私自身も、感情に振り回された当事者です
きれいごとを言うつもりはありません。私自身、かつて自分の子どもに感情をぶつけ、深く後悔した経験があります。「怒り」に振り回されることの苦しさを、身をもって知っています。だからこそ、アンガーマネジメントは「怒らないための我慢」ではなく、「後悔しない関わり方を選ぶための技術」だと確信を持って伝えられます。

「不適切な保育」は、個人の問題ではなく職場の課題
不適切な保育や虐待が問題になると、どうしても「その保育士個人の資質」に目が向きがちです。しかし、運営者として多くの現場を見てきた私は、そうは考えていません。問題が起きる職場には、余裕のなさ、相談しにくい雰囲気、感情をため込む構造があります。逆に言えば、職場全体で感情との付き合い方を学び、お互いに声をかけ合える関係をつくることが、最も確実な予防策になります。私の研修は、保育士を責めるのではなく、保育士を守り、支えるための技術としてアンガーマネジメントをお伝えします。
保育士・福祉施設向け 研修プログラム
ご要望に応じて、以下のようなテーマで研修・講座を組み立てます。対面はもちろん、オンラインでも全国どこへでも対応いたします。
- 保育士のためのアンガーマネジメント:子ども・保護者・同僚への「怒り」との付き合い方
- 叱り方・伝え方の技術:子どもや後輩を萎縮させない、成長を促す伝え方
- 保護者対応のストレスマネジメント:クレーム・要望に感情を乱されないために
- 園内・施設内のハラスメント防止:職員が安心して働ける職場づくり
- 保育士の離職を防ぐコミュニケーション:管理職・園長・施設長向け
オンライン対応で、全国どこでも
私は日本アンガーマネジメント協会の講師として、オンラインでの登壇を数多く行ってきました。オンライン研修の環境と実績が整っているため、全国の保育園・こども園・福祉施設に、場所を問わず研修をお届けできます。「地方だから」「遠方だから」とあきらめる必要はありません。
まずはお気軽にご相談ください
研修内容・時間・費用は、施設の状況やご予算に合わせて柔軟にご提案します。「こんなテーマは可能か」といったご相談だけでも歓迎です。
講師の詳しいプロフィールは 本田正博プロフィール を、アンガーマネジメント研修全般については アンガーマネジメント研修ページ もあわせてご覧ください。













