管理職がAIで時間を生み出す方法|複数AIを使い分けるマルチタスク活用術

AIを使えば、丸一日かかっていた仕事が数時間で終わる

「時間がない」が口癖になっている管理職の方に、率直に伝えます。

AIを活用すれば、今の仕事時間は確実に短縮できます。

僕自身の話をすると、社会福祉法人やNPO法人では3月決算で6月末までに多くの報告業務が集中します。これまでは1つの報告書を仕上げるのに丸一日かかっていました。今では同じ作業が数時間で終わります。

この変化をもたらしたのが、AIの活用です。


4つのAIを使い分ける

僕が日常的に使っているAIは主に4つです。それぞれ得意な領域があり、使い分けることで効果が最大化します。

Claude 文章の作成・整理・構成に優れています。報告書、研修資料、ブログ記事など、「読みやすい文章を作る」場面で特に力を発揮します。

ChatGPT 幅広い質問への対応と情報収集に強みがあります。アイデア出しや調査のセカンドオピニオンとして活用しています。

Gemini GoogleサービスとのAI連携が強みです。スケジュール管理やドキュメント作成との連携で活躍します。

NotebookLM 資料や文書を読み込ませて分析・要約させるのが得意です。複数の資料をまとめて整理する場面に重宝しています。


バックグラウンド作業で「待ち時間ゼロ」を実現する

AIを使った仕事の中で特に効果を感じているのが、バックグラウンド作業です。

Claude Codeなどを使うと、AIがバックグラウンドで作業を続けてくれている間に、自分は別の業務に取り掛かれます。これはまるで、優秀なアシスタントが別室で作業してくれているような感覚です。

AIが作業している間、自分は別のことに集中できる。これが「待ち時間ゼロ」の働き方につながります。


複数のAIを同時に立ち上げる「マルチタスク活用」

さらに効率を上げる方法が、複数のAIを同時に立ち上げて並行作業をすることです。

例えば、ClaudeCodeにバックグラウンドで報告書を作成させながら、ChatGPTで別の資料のアイデア出しをし、NotebookLMで会議資料の分析をする——これが同時並行で進みます。

以前は「一つの仕事が終わってから次へ」という直列作業でした。AIを使うことで、複数の作業が並行して進む並列作業に変わります。これが生産性を劇的に高める理由です。


AI活用の具体的な場面

① 報告書・各種申請書類の作成 法人の決算報告や行政への各種報告書は、フォーマットが決まっているものが多いです。過去の書類を参考に構成を作り、AIに肉付けしてもらうことで、作業時間が大幅に短縮されます。

② ExcelなどでのデータMa成 表の作成、計算式の設定、データの整理——Excelに関する作業もAIに相談することで、手作業が減ります。「こういう表を作りたい」と伝えるだけで、数式や構成を提案してもらえます。

③ チラシ・パンフレット作成 デザインのアイデア出しから、文章の作成まで。AIと対話しながら制作を進めることで、一人でゼロから考えるより速く、質の高いものができます。

④ 議事録の作成 Plaud.aiなどのAIレコーダーで会議をレコーディングし、自動文字起こし・要約を行い、そこから生成AIで整えます。会議後に手作業で議事録を書く時間がなくなり、その分を別の業務に充てられます。

AIレコーダーはPlaud.aiを使っています。会議をレコーディングするだけで自動文字起こし・要約まで行ってくれます。


AIで生まれた時間を、何に使うか

AIで時間を生み出すことはあくまで手段です。大切なのは、生まれた時間を何に使うかです。

事務作業にかかっていた時間をAIに任せることで、僕は「スタッフとの会話」「研修の質の向上」「新しい事業の企画」など、人間にしかできない仕事に集中できるようになりました。

タイムマネジメントの記事でもお伝えしましたが、管理職が本来集中すべき仕事は第2象限(重要だが緊急でない)の仕事です。AIで事務作業を効率化することで、この第2象限に使える時間が増えます。


まとめ:AIは管理職の最強の時短ツール

AI活用場面 効果
報告書・申請書類 丸一日→数時間に短縮
バックグラウンド作業 待ち時間ゼロで別業務が進む
複数AI並行活用 直列作業→並列作業へ
議事録作成 手作業ゼロで自動生成

「AIは若い人が使うもの」という時代はすでに終わっています。管理職こそ、AIを使いこなして時間を生み出し、本来集中すべき仕事に向き合う時代です。

まず一つ、試してみてください。


よくある質問

Q. どのAIから始めればいいですか?

まずはClaudeかChatGPTのどちらかから始めることをおすすめします。どちらも日本語での会話が自然で、文章作成や情報整理に使いやすいです。無料プランから試せるので、まず使ってみることが一番の近道です。

Q. AIに任せると、内容の正確性が心配です。

AIが生成した内容は必ず自分で確認することが前提です。AIはあくまでドラフト(下書き)を作るツールであり、最終チェックは人間が行います。この前提を守れば、正確性のリスクは大幅に下がります。

Q. AI活用について詳しく学ぶにはどうすればいいですか?

あきたこまちネットでは、管理職向けのAI活用サポートも提供しています。詳しくはWeb・IT・AI活用サポートページをご覧ください。


管理職向けの研修・AI活用サポートのご案内はこちらからご確認いただけます。

関連記事

管理職向けコラム

  1. 2026.7.17

    新人が指導役を指名する「逆指名制度」|素直に育つ人材育成の仕組み

    先週、福祉施設の研修担当者向けの研修に参加してきました。
  2. 2026.7.16

    OJTを意識的に実践する方法|日常会話で「経営視点」を伝える管理職のスキル

    OJTは「教える場」ではなく「一緒に考える場」前回の記事で、人材育成の80%はOJTだと...
  3. 2026.7.15

    人材育成の80%はOJTだった|管理職の日常が研修になっているという意味

    「研修」というと何を思い浮かべますか?研修センターでの集合研修、外部講師を招いたセミナー...
  4. 2026.7.14

    複数AIのマルチタスク活用術|プレイングマネージャーがAIなしでは成り立たない理由

    これが僕の一週間です経営者であり、責任者であり、管理職であり、プレーヤーでもある——複数の組...
  5. 2026.7.13

    AIで報告書・申請書類を効率化する方法|約20分でWord文書が完成するワークフロー

    報告書作成に時間をかけすぎていませんか?研修に参加した後の報告書(復命書)、行政への申請...

ピックアップ記事

  1. 2026年7月14日、大阪へ行ってきました。
  2. 7月3日、鹿角市立十和田小学校のPTA教育講演会にお招きいただき、小学5・6年生の児童と保護者の...
  3. 6月21日(日)、秋田市アトリオンビル6階にて開催された「ハーモニーフェスタ2026」の第2部で...
  4. 先日、東京ビッグサイトで開催された「理想の管理職EXPO 東京・春」に参加してきました。
  5. 青森県深浦町にて、管理職の皆さんを対象に「部下を伸ばす 感情マネジメントと適切な指導法」をテーマにア...