由利本荘市男女共同参画市民講座に登壇しました(9/26)

9月26日(木)由利本荘市のカダーレにて由利本荘市男女共同参画市民講座の基調講演ならびにパネルディスカッションのコーディネーターとして登壇しました。

毎年由利本荘市が市民向けに男女共同参画について知り、学ぶ機会として開催しているもので(コロナのため令和2年、令和3年を除く)今回はNPO法人ファザーリング・ジャパン東北 代表理事の立場で企業と個人の「ワークライフバランス」「イクメンカジダン」「イクボス」についてお話や地元由利本荘市で活躍している企業の方々を招いて事例を中心にすぐにでも役に立つ話をたっぷりとお届けしました。

基調講演のタイトルは『パパも会社も『こどもまんなか社会』へ企業が地域が支え関わる子育て~』と題して40分、イクメン・カジダンと呼ばれる今のパパたちもより主体的に育児家事に取り組むことで家庭も職場もウェルビーイングになるという内容です。

その後の第2部では小林工業株式会社の小林副社長、有限会社よろ津や佐藤代表取締役、有限会社エクセサー大西取締役社長のお三方をパネラーに招き、子育て中のパパママを職場としてどのように支えるのか、また企業が抱えている課題や解決方法などを実例を元にして参加された皆さんと共有しました。

小林さん、佐藤さんからは企業が生き残るためにも社員は家族、その家族をサポートするために両立支援「くるみん」や女性活躍「えるぼし」取得を行った。とまた大西社長からは自身が育児に専念するために代表職でありながら育休のような取り組みを行った、ただし役員のため給付金をもらえず無給で過ごしたなど生々しい体験談を伺うことができました。

当日の内容などは下にありますアンケート結果にある感想がすべてだと思います。またこのような機会があればより意識も変わるかもしれませんね。

まずはできることから始めてみる。これが最後にお伝えしたメッセージです。できることから秋田県を変えていきましょう


講座の満足度とその理由を教えてください。
○「とても満足」を選択した理由――
・いろいろな方や企業の現状を聞けて良かった。
・仕事、家事、育児は非常にやり方が似ていると感じ、勉強になった。
・初めて参加したが、参考になることが多かった。
・会社の男女共同参画について改めて考える良い機会となった。
・共感できる部分が多く、自分の考えや価値観に間違いないと思えた。
・他企業の取組が聞けて良かった。
○「少し満足」を選択した理由――
・男女共同参画時代のあるべき夫婦、家族のあり方について事例とともに再考することができた。
・今後の生活や仕事の参考になった。
・講座のテンポが良かった。講師の本田さんが絶妙。
・ためになる話が聞けた。
・企業が勧めるこんな働き方など参考になった。パネルディスカッションもgood。
○「どちらとも言えない」を選択した理由――
・企業に属していないので働き方が異なっている。

 

あなたはご自身の「ワーク・ライフ・バランス」が実現できていると思いますか。
○「できている」を選択した理由――
・家事の分担でうまくやっている。
○「ややできている」を選択した理由――
・残業も休日出勤もなく有給も取りやすい環境であるため。
・自分も仕事を持っているが、夫が家事を手伝ってくれることをありがたいと思う一方、申し訳ない気持ちもある。
・仕事が忙しいが、その分家族を大切に思えるので幸せだと思う。
・昔は仕事中心の生活。子どもにも寂しい思いをさせてきた。働き方改革で仕事が少しずつ改善されてきている。
・まだ天秤で考えているところがあった。
・自分のやりたいことを仕事にしているため。
・仕事のストレスが常態化しつつある。
・仕事と趣味を同じ比重で考えているためバランスをとっている。
○「どちらとも言えない」を選択した理由――
・まずは自分のことを振り返ろうと思った。
・もっとライフの部分に時間を割り振った生活が必要だと思った。
・高齢者単身世帯であるため。
・あまりできていないと思うから。
・自分のリソースをほとんど子どもにかけているので、自分の仕事は思い通りやれているとは思わない。

本日の感想(自由記述)
・身近なお話をしてくれた本田先生、とても聞きやすかった。先生の緑のネクタイが印象的でした。
・とても参考になった。仕事で参加したが、プライベートでも参考になることがたくさんあった。新しい考え方を知ることができ良かった。
・男性育休を人事評価につなげるのは、結婚しない、できない人にとって意図せず不利益になったり、取っただけで評価されることから、仮面育休につながらないかと思った。扶養手当のような子育て社員優遇策だ。運よく結婚子育てできた人はいいが、個人の努力だけではどうにもできないことでもあり、様々な社外活動についても同様に評価しないと不平等だと思った。
・ワーク・ライフ・バランスも人それぞれであるが、企業と取り組むことで、あるべき形になるのではないかと感じることができた。
・女性が社会で活躍しようとすればするほど、家庭やこどもがいると特に女性の負担が増える。世の中が当たり前に男女が助け合い、共立する社会になって欲しい。そう思える人が増えるよう、講座を今後も企画して欲しい。
・パネルディスカッションのテーマが広すぎて話が弾まないと感じた。
・男女共同参画への取り組み方、課題の解決方法などが勉強になった。参加してよかった。
・貴重なお話ありがとうございました。
・パネルディスカッションが非常に面白かった。
・私の夫は職場で強制的に育休を取得したが、夫の育児に対する意識は変わらず、給料が減って夫がゆっくりしただけだった。妻の意見を取り入れて取得時期を選べるようにしてもらいたい。
・自分自身今年の3月に育休復帰したのでとても面白い内容だった。職場環境についても改めて考える良い機会だった。
・職場や家庭でチーム力を高める工夫は地域づくりにも大切。お互い様の風土づくりも大切。よい機会になりました。
・男女共同参画やワーク・ライフ・バランスについてもっと知らなければいけない、実践しなければならないと感じた。
・簡単なテーマではないが、こうした積み重ねが必要だと思う。
・とてもおもしろくてスタッフとしても楽しかった。またやってほしい。

関連記事

ピックアップ記事

  1. 秋田市役所に勤務する管理職向け(参加者は約120名)にコミュニケーションについて考える研修を行いまし...
  2. 秋田市内の企業向けにアンガーマネジメント研修を行いました。
  3. 毎年開催している秋田県警察本部でのアンガーマネジメント研修ですが、今年のテーマは部下を指導する立場の...