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コウノトリと秋田のお米がつないだご縁|天使のほほえみ米誕生秘話

「コウノトリは赤ちゃんを運んでくる」という言い伝えをご存じでしょうか。
ヨーロッパ発祥のこの言い伝えが、秋田と兵庫県豊岡市をつなぐ一つの商品を生み出すきっかけになりました。

コウノトリとの出会い

2008年、3番目の子どもが生まれた時のことです。
出産内祝いに出生体重米を贈ろうと考えていたところ、パートナーである山王米穀から「コウノトリのお米があるんだけど」と相談を受けました。

「赤ちゃんを運ぶコウノトリのお米で出生体重米を作る」

このアイデアが生まれた瞬間でした。こうして誕生したのが「天使のほほえみ米」です。

天使のほほえみ米、大ヒットへ

「天使のほほえみ米」は発売するとたちまちヒット商品となりました。

コウノトリが赤ちゃんを運ぶという言い伝えと、出生体重米という贈り物のコンセプトが見事にマッチし、出産内祝いとして多くの方にお選びいただきました。

2008年には実際に豊岡市を訪れ、市長とも会談。読売新聞大阪版にも記事として取り上げていただきました。秋田のお米屋が兵庫県豊岡市とつながる、不思議なご縁でした。

コウノトリとはどんな鳥か

コウノトリ(学名:Ciconia boyciana)はコウノトリ目コウノトリ科に属する大型の鳥です。
翼を広げると約2メートルにもなる大きな鳥で、かつては日本各地で見られましたが、農薬の普及や生息環境の悪化により1971年に日本の野生のコウノトリは絶滅してしまいました。

絶滅から復活へ|豊岡市の挑戦

コウノトリを絶滅から復活させたのが、兵庫県豊岡市です。
減農薬・無農薬での稲作、湿地の保全、えさ場となる水辺の整備など、自治体と地元農家が一体となって環境整備に取り組んだ結果、2003年には人工飼育下での繁殖に成功。2005年からは野生復帰が始まりました。

この取り組みから生まれたのが「コウノトリ育む農法」です。農薬・化学肥料を減らし、コウノトリが安心して暮らせる環境を守りながら育てたお米が「コウノトリ米」として全国に届けられています。

豊岡市のコウノトリ米の取り組みについては豊岡市公式サイトをご参照ください。

環境にやさしいお米作りが地域を元気にする

豊岡市のコウノトリ、新潟県佐渡市のトキ。
一度絶滅・絶滅危惧となった鳥を復活させるために、農薬を減らし環境を整える取り組みが、地域のブランド米として全国に認知されるまでになりました。環境にやさしいお米作りが地域を元気にする。これは日本の農業が進むべき方向を示すロールモデルだと私は思っています。

秋田のあきたこまちも、豊かな自然と清らかな水が育む米どころです。環境を守りながら美味しいお米を届けるという想いは、
豊岡の農家さんたちと同じです。

コウノトリの言い伝え

「赤ちゃんはコウノトリが運んでくる」という言い伝えはヨーロッパが発祥といわれています。
コウノトリが住み着いた家には幸福が訪れるとされ、日本でも「幸運を呼ぶ鳥」としてのイメージが定着しています。
この言い伝えと出生体重米が結びついた「天使のほほえみ米」。現在は取り扱いを終了していますが、コウノトリと豊岡市への想いは今も変わりません。

豊岡市のコウノトリ米との出会いから約17年。
環境にやさしいお米作りへの敬意を胸に、私たちも秋田から美味しいお米をお届けし続けます。(あきたこまちネット 本田正博)

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