田植えが終わった秋田の田んぼ|新米ができるまでの道のり【6月】
ランニング途中に見た、秋田の田んぼ
2026年5月27日の夕方、自宅近くをランニングしていると、夕焼けに染まる田んぼが目に飛び込んできました。
水を張った田んぼに空と夕日が映り込み、整然と並ぶ苗が静かに揺れている。思わず足を止めて、スマートフォンでシャッターを切りました。
秋田に住んでいると、この時期の田んぼの風景は当たり前のように目に入ります。しかしお米を販売する立場で改めて見ると、「この苗が秋には美味しいお米になるんだな」という感慨があります。
秋田の田植えは5月に終わる
秋田県では、田植えは概ね5月上旬〜下旬に行われます。東北の春は本州より遅く、桜が散るころに田んぼに水が入り、苗が植えられていきます。
写真を撮影した5月27日の時点で、苗はまだ小さく、水面から数センチほど顔を出している状態です。それでもよく見ると、一本一本がしっかりと根を張り、青々と立っているのがわかります。
この小さな苗が、秋には実りの季節を迎えます。
田植えから新米まで、約5ヶ月の道のり
田植えが終わってから、新米として食卓に届くまでにはおよそ5ヶ月かかります。その間、稲は季節とともに少しずつ成長していきます。
6月(現在):活着・分げつ期 田植え直後の苗が土に根を張り、茎の数を増やしていく時期です。この時期の田んぼは水が張られ、苗が水面に映える美しい季節です。
7月:茎が伸びる時期 気温の上昇とともに稲が急速に成長します。田んぼは一面の緑に覆われ、青々とした稲が風に揺れる姿が見られます。
8月:出穂・開花期 稲穂が出てきて、白い小さな花が咲きます。この時期の天候が、その年のお米の出来を大きく左右します。
9月:登熟期 稲穂が実り、だんだんと頭を垂れてきます。黄金色に染まる田んぼは、秋田の秋の代名詞です。
10月:収穫・新米の季節 いよいよ稲刈りの時期です。収穫されたお米が乾燥・精米を経て、新米として届きます。
お米屋さんが一番ワクワクする季節
お米を販売する立場として、毎年この時期から新米の季節が楽しみになります。
今年の天候はどうか、夏の気温はどうなるか、台風の影響はあるか——。田んぼの苗を見るたびに、秋の新米に思いを馳せます。
秋田のお米「あきたこまち」は、秋田の気候と土壌に育まれた品種です。寒暖差のある秋田の気候が、甘みと粘りのある美味しいお米を生み出します。
この小さな苗が、どんなお米になるのか。これからの成長が楽しみです。
来月も田んぼの様子をお届けします
これから毎月、秋田の田んぼの様子をお伝えしていきます。苗の成長とともに、お米ができるまでの道のりを一緒に楽しんでいただければ嬉しいです。
新米の季節には、美味しいあきたこまちをぜひ食卓でお楽しみください。
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