死ぬのはいつでもできる
やはりお金がなくなってきて、さらにこの先借りる先がない、収入も見込めない、となるとまず頭に思い浮かぶのが保険金。
僕もそうでした。
どうやったら自殺に見せかけないで死ぬことができるかとか、死ぬ前にどこまで整理しておけば仕事で迷惑をかけないかとか、子どもたち一人一人にどんな言葉を父親として書き残せばよいか(遺書)など、いろいろ考えました。
また家族には内緒で新たに自分の生命保険にも入りました。
今から思うと非常につらい数ヶ月間。
ただ死ぬことばかりを考えながら日々の仕事をしました。
自殺する人ってこんなことを考えるんだなぁと。
でもまだ何か打つ手があるうちは死ぬのは早いです。
このブログに書いていることは少しでも多くの人にこういう苦しみから解放してもらいたいから。
まだ役に立つことがあるなと思いなおしたとき、死ぬという考えを改めました。
自殺して保険金で精算というのは安直な方法です。
でも保険金なんて一時的なものでまだまだ子どもたちが大人になるまでたくさんのお金がかかります。
それは誰が稼ぐの?誰に迷惑をかける?と考えたらまだまだ死ぬことはできません。
死ぬことは逃げること。
僕には逃げることはできませんでした。
もし事業がうまくいかなくてこのブログを読んでいる方がいるのなら、まだやれることはあります。
それを全てやってから『死』についてもう一度考えてみてください。