先行投資、大量仕入れはできだけしない
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やりたくない先行投資の例
先行投資(せんこうとうし)とは経営学用語の一つ。これは企業が経営を行っていく上での投資で、行った場合の現在の直接的な価値はマイナスであるものの、このことから新たな展開が開け結果としてはプラスとしての効果が期待できるようなもののことを言う(Wikipediaより)
先にお金を出して後から回収するということですが、いろいろなパターン(例)があります。
一番は人財(人材)。
会社運営で一番お金がかかるのはやはり人件費+社会保険。でも人がお金を生み出すと考えれば仕方ないですよね。生きていくためにはお金が必要ですから。
でも売り上げの見込みが立つまではどんなに忙しくてもできるだけローコストで経営することをおススメします。人を入れるにしても、ルーチンワークの部分をパートさんに依頼するなどピンスポットでお願いするのはOKです。
あとはパソコンと事務機。
特にリースとなると経費にはなりますが、数年で考えるとやはり負担は大きいです。特にコピー機のリース。
月額2万円くらいのリース料に業者によっては印刷枚数分の使用料が1万円くらいかかります。さらにパソコンもリースとなると、
1ヶ月約4万×12か月=48万
もかかりますよ。購入すればスペックのよいパソコン15万+インクジェットもしくは小さなレーザープリンター8万で23万で済みます。3年で買い替えたとしてもリースは144万、購入は23万。
オフィスによくある大型のコピー機じゃなくても仕事はできます。多少印刷が遅くてもいいじゃないですか。
僕は創業補助金でお金を使わなければいけなかったのでコピー機をリースしました。
今にして思えば無駄なお金を使ったと感じています。いくら補助金が採択されてもトータルで考えてお金を使うとなれば辞退することも選択肢です。
ホームページ制作についてもこちらの回で書きましたが、ある程度のお金がかかります。ここは先行投資しなければいけないでしょうが、できるだけお金はかけたくない。フレームだけ作ってもらってコンテンツは自分で作るのも一つですし、ステップを経てグランドオープンさせ、支払いも段階的に行うというのもアリです。
ただホームページは必ず必要なので変にケチらないでください。
おススメの仕入れの仕方
仕入れについてはいろいろな考えがあると思いますが、僕がこの1年の失敗でわかったこと。
多少割高でも仕入れはこまめに、最小単位で。
在庫を極力持たないということです。
僕はこの壁掛けできる鉄道模型コレクションケースを開発、販売するために額を130個仕入れました。
売れると思ったからというのと、メーカーで次の仕入れまで3か月かかると言われたから。
結果は・・・・、
ものの見事に売れませんでした。
販売されたのは5個。あとはサンプルや読者プレゼントで送ったもの。
今では実家の倉庫に山積みです。この先も売れるかわからないのでヤフオクで額だけを安売りしている有様。
ホームページ制作に20万、額の仕入れに50万、インターネットや雑誌広告に40万、サンプル送付などで10万。
でも売れませんでした。
なので例えお客様を待たせることになったとしても在庫は極力最小限に。
割高になっても小ロットで対応してくれる問屋さん、メーカーを探してください。
単価が安くても総額が高ければ後で自分の首を苦しめますよ。
在庫の持ち方についてはこの本がおススメです。ザ・ゴール。
制約理論(TOC)について簡単に説明してくれる漫画版です、