一人で全てやろうと思わないこと

この記事の目次

1.一人ですべてをやろうとすると潰れる

2.パートナーと協同で事業を行う

3.ただし利益が減るので要注意



 

一人で全てをやろうとすると潰れる

事業は様々な仕事が積み重なって成り立つものです。

例えばホームページ制作の仕事があるとします。その中には、

*最大限の効果を出すための戦略作り

*サイト設計・コンテンツ設計

*サイトデザイン

*サーバ設定

*HTMLコーディング

*写真撮影

*コンテンツ制作

*SEO対策

*プレスリリース作成

*PPC広告

などなど。

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ただ単にホームページを作るといってもざっとこれだけの仕事があります。これを全て一人でやるとしたら???

少し前(5年位前まで)は何とかうろ覚えの知識でも対応できましたが、今ではさらに技術が進化、対応するデバイスも増え、それぞれの技術、知識が高度になりました。

ってことは簡単に言えば一人で全てはできるわけがないということです。やれるとしたら恐らくどれも中途半端な知識、技術しか持っていないということです。

日本で活躍するその道のプロに、これらのフロー全てを一人でこなせる人はまずいません。

必ずどこかに特化しています。

ウェブの仕事に関してはもはや一人で全てできる時代ではない、つまり個人でウェブ制作全般を引き受けるのは限界を迎えたということです。


 

パートナーと協同で事業を行う

会社の規模を大きくできない限り、すべてのフローを社内で対応するのは難しい。

ではどうすればよいか。

パートナーをたくさん見つけることです。

僕の場合、ウェブ制作に関して全てのフローにおいてある程度の知識と経験はありますが、スペシャリストではありません。いわゆるゼネラリストにあたります。

なので特に重要なフローについてはいつもパートナーに依頼をしておりました。

パートナー探しも重要な仕事のひとつです。

メンターの回でお話をしたゴンウェブコンサルティングの権さんも技術と経験のある制作パートナーがほとんどいないとおっしゃっていました。

パートナーは一度の付き合いでわかるわけでもなく、また会ったことのない人と物事を進めるのは大変です。

パートナーを見つけ、そして互いに分かり合える間柄になり、協同でプロジェクトを進める。

口で言うのは簡単ですが現実はなかなか難しい・・・。

僕の場合は、人からの紹介や、クラウドソーシングのランサーズで何人かの個人の方とやり取りをし、その中から今でもお付き合いをしている方がおります。

特に一人で起業する場合は、パートナー次第で事業が左右されることもたくさんあります。

ここ、重要ですよ。


 

ただし利益は減るので要注意

クライアントからもらう予算は決まっています。

自社で全てができれば丸々売り上げになりますが、パートナーが絡む場合は外注費としてある程度出て行くことになります。

特に地方でのホームページ制作となれば、そもそもの予算が10万だったり15万だったりと都市部の予算の半分から10分の1くらいです。そうなると当然外注費にかけられる予算も限られます。

僕の一番の失敗はここ。

外注比率が高すぎたこと。

なかにはどうしても付き合いでやらなければいけないホームページ制作があり、予算は10万円。

でもあれもこれもという要望があり、外注費が15万。すでに赤字です。

しかも結局制作から公開まで6ヶ月もかかり、完全に持ち出し状態。

でも地方での仕事なんてこんなものです。

この外注費の比率をどう考えるかです。

売り上げの50%で収まれば御の字、それ以下の場合がほとんどでしょう。

どこまでを自社(自分)でやり、どこまでを外注にするかよく考えてひとつひとつのプロジェクトを考えることをオススメします。