クラウドファンディングの活用もひとつ
この記事の目次
3.ものづくりのためのクラウドファンディング「zenmono(ゼンモノ)」
クラウドファンディングとは
アメリカを始め世界中で流行しつつある新しい資金調達の流れ、それがクラウドファンディング。
流行の言葉「クラウド(雲)」+「ファンド(資金)」で、ネット上で小口の資金を集めるサービス(システム)のことを刺します。
ようするに、
1.金融機関からの融資
2.補助金など公的な助成金
に続く第3の資金調達方法がこれ、
3.クラウドファンディング
になります。
クラウドファンディングサイトの比較
なんだネットで資金を集められるの?それは楽だね!
とは思わないでください。クラウドファンディングは成功するか失敗するか、その対象となるサービス内容、商品、ボランティア活動内容により大きく結果が異なります。
日本ではReady For(レディー・フォー)が有名でしょうかね。
プロジェクト(一つ一つの案件をプロジェクトといいます)の数、資金調達金額ともに恐らく国内最大でしょう。ただ見ている限りボランティアに関するプロジェクトが多い気がします。
開始されたのが東日本大震災直後の2011年3月。当初は震災への寄付金集めのような位置づけでたくさんのボランティアや復興支援プロジェクトが始まりました。
今ではだいぶ様変わりしたようですが、まだまだビジネスオンリーではありません。
ここにクラウドファンディングの詳細と、比較が書かれたサイトがありますので参考にしてください。
ものづくりのためのクラウドファンディング・zenmono(ゼンモノ)
一方まだ小規模ですがこんなクラウドファンディングもあります。
中小企業のものづくりを応援するためのサイト「zenmono(ゼンモノ)」。
マイクロものづくりを提唱する三木・宇都宮両氏が立ち上げたサービスで、単にクラウドファンディングで資金集めをするだけではなく、スクールやセミナーでものづくりを一緒に考え、ワクワクするサービスや商品を世の中に出そうという中小企業を支援しています。
そういう意味では他のクラウドファンディングサービスとは大きく一線を画します。
僕もこんな商品開発でクラウドファンディングを進めていました。
秋田杉の間伐財をつかったお米の軽量カップ。大きさが2種類あり、お弁当箱のようにしまうことができます。
中には米の品種ごとに水の目盛りを入れ、その品種がおいしく炊けるような工夫を入れる予定でした。
結局うちの会社が開発どころではなく、プロジェクトも進められず現在も頓挫した状態です。
クライドファンディングは開発者の熱い思いと行動力がないと成功に導かれないと三木さんは言います。
これから商品やサービスを開発して世の中の役に立てたいという熱い思いがあれば成功する可能性もあると思います。資金調達のひとつとしてクラウドファンディングも考えてみてください。
ただし、期間が長いのと調達できる資金はそれほど多くはないのでお金をいただいてできるテストマーケティングを考えればよいかもしれません。