補助金目当ての事業はNG。採択になっても辞退する勇気

この記事の目次

1.補助金・助成金の目的

2.補助金目当ての事業は絶対にNG

3.補助金・助成金に採択されるコツ

4.採択されても断ることも必要

5.起業失敗のポイント


補助金・助成金の目的

国や都道府県、市町村など公的機関が金銭を助成する補助金(助成金)。

これは様々な形(企業・団体・個人サークルまで幅広く)で国民のあらゆる事業に自治体が関わっている、サポートしていることを示すための一番わかりやすい公的サービスだと僕は考えます。

いろいろな形があるので一口にはいえませんが、豊かな国民生活を送るための様々な施策があります。

ま、こんなことはどうでもいいことですよね。

20150615-2

補助金目当ての事業は絶対にNG

僕はこれまでにいろいろな補助金に応募し採択率は70%。

自分でもまあまあの数字だと思います。

内容としては、自分が1年間にやりたいことがあって、それはこの補助金の経費に該当しそうだなというものに応募していました。

具体的には小規模事業者向けの補助金が2回、創業補助金が1回採択になりました。

海外展開を検討している事業者向けの補助金は採択されませんでした。

創業補助金に採択されるコツ

僕の場合は、1年間(補助金対象期間)のストーリーがあり、その中で考えられる経費がほぼ補助金対象になることがわかったので小規模事業者向け補助金に応募し、お世話になっている経営コンサルタントのアドバイスをいただきながら採択になりました。

これは「ものづくり」に関するもので金額も50万~100万程度でしたが、その後創業補助金にも応募し、採択されました。

特に創業補助金は①これまでに斬新な事業であること、②国の経済的指針に沿っていること、③将来的に雇用増加が見込める事業か、この3点が重要です。

ところが、補助金が目当てになってくるとつい事業計画を補助金が通りやすいように書いてしまいます。

そうするとどうなるでしょう。

採択されても断ることが必要?

あとから(報告書を出す段階で)必ず数字が合わなくなったり、当初の見込みほどお金を使わなかったり(実際に事業収支がなく手持ちの資金が足りなく)して最終的には補助金自体も下りなくなったりします。

実際に自分が行う事業に対して、利用できそうな補助金があれば応募すべきですが、途中補助金のために自分の事業を変えるようなことがあるのはまったくもっておかしな話。

もし補助金事業期間の途中であっても手持ちのお金が足りなくなったり、補助金をもらうために余計な費用をかけなければいけなくなるのであれば辞めたほうがいいです。

断言します。

僕は当初400万の予算に対しMAX200万もらえる申請をしましたが、実際にはお金がなかったので170万使って100万もらえることになりそうです(100万というのは最低ラインの金額)。2015年7月現在。

それだけお金がなくて使えなかったということです。

【起業失敗のポイント】いくら補助金が取れても無理に進めると後から自分の首を絞めます。