金融機関へのリスケ(返済のリスケジュール)の依頼

この記事の目次

1.リスケとは?

2.リスケをしたらどうなるの?

3.リスケの進め方がわかるおすすめの本


リスケとは

リスケジュールとは、金融機関からの借入金返済が苦しくなったときに、現状と今後の見通しから返済可能なスケジュールを考えて、既存の返済計画を見直し返済期間や金額の約定を変更ことをいいます。 業績が悪化した結果、資金繰りが苦しく、また、資金調達の目途がどうしても立たない場合に、資金を確保するために行われる方法です。

リスケジュールとは。よくわかる事業再生へリンク

簡単にいうとリスケ(リスケジュール)とは銀行から借りているお金の返済を長くし、月の返済額を減らすことです。僕もこの言葉はわかりませんでした。

ただ知人で起業の先輩に現状を相談した際に「リスケした?した方がいいよ」とアドバイスされました。

通常創業資金は5年~7年かけて返済をします。僕の場合も2行から200万ずつ、計400万。

方や5年、方や7年なので多少返済額は違いますが毎月6万ちょっとになります。

これをリスケ依頼することで毎月1万~2万くらい、その代り返済期間が15年とか20年になるようです。

実は平成20年に金融庁の通達があり、銀行はリスケをしても不良債権にならないようになりました(条件はいろいろとありますが)。よって銀行もリスケに応じてくれやすい環境ができたということです。

もちろんリスケを受けるかどうかは銀行の判断ですのでまずは担当者、支店長クラスを含め丁寧に事情と今後の事業計画を説明するしかありません。

ちなみにリスケを依頼したら、その月から一時的に返済がストップされるそうです。

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リスケをしたらどうなるのか

リスケをお願いしてできなくなることは以下です。

  • その期間中新たな借り入れができない

まぁ、これだけといえばこれだけですが、借り入れをしないで事業を進められるだけの収入が確保できていないといけません。

あと着実な事業計画書・経営改善計画書が必要となりますので自分で書かずに、税理士や経営指導のできるコンサルタント、商工会議所などに相談の上書類を作成することをおススメします。

またそれ相応のリストラもしなければなりません。在庫を処分して売る、自身の役員報酬を減額する、広告等余計な経費はかけないなど。

でも前述の先輩が言っていました。いずれ借金はずっと付き合わないといけないのだから多少期間が延びただけだと考えればいいと。あまり重く考えずにまずは税理士さんか銀行の担当者に相談してみるとよいと思います。

ただ必ずリスケが実行されるとは限りませんよ。

リスケのやり方、進め方がわかる本

単純なリスケのやり方だけではなく、資金改善までの道のりについて書いてくれています。