ネット販売がうまくいかない理由・・・その5

インターネットの世界にはこれまで何度かバブル期がありました。
いわゆるバブル崩壊以降景気はよくなかったものの、インターネットが広まり始めた2000年ころ、インターネット企業はバブル景気に沸いていました。
このころはビジネスモデルにお金が集まり、ビジネスモデル特許を取ることが流行っていましたね。
六本木ヒルズにIT企業が集まり、ヒルズ族と言われたのもこのころだったかなと。

もう一つはリーマンショック前のころ。
2008年ころでしょうか。
新しい商品を出したらインターネットを中心に急激に広まり、爆発的に売れることがよくありました。
ネットショップはテクニックを知ってる人たちがそれを有効に使い、売り上げを上げていたころと思います。

しかし!

もはやテクニックは通用しません。
まだ騙されている人がいるかもしれないので念のため書いておきます。

× SEO対策にお金をかける(業者に任せる)
× 被リンクを買う
× とにかくリスティング広告の単価を上げる
× 有料のカテゴリ登録をする


もはや検索エンジン対策やキーワード広告にすぐ通用するテクニックはありません。
着実な戦略と時間をかけたコツコツした努力のみが評価されます。
お金をかければよいというものではなくなったのです。

つまり、お客様にとって有益な情報(コンテンツ)がしっかりあり、よく読まれている(検索数というよりも閲覧されている時間)こと、長く同じテーマでそのドメインが生かされていること、などが評価の対象になります。

ネットショップでいうと10年以上も前から同じことをしっかりやっていて、役に立つ(有益な)情報(コンテンツ)にあふれているショップが検索エンジン(Google)に評価され、検索結果として上位に表示されるということです。

ただ単にコンテンツ量が多ければよいといわけでもなく、独自の情報であること(他のサイトのコピーなどはNG)が重要。
そして何よりしっかり読まれていることが大切です。

これからネットショップをやろうと思ってる方は難しい時代に突入したと思ってくださいね。
思っているよりもものすごくハードルは高いと思います。

ネット販売がうまくいかない理由・・・その4

これが結論かもしれませんが、

とどのつまりは『商品力』がモノをいいます。

商品力とは。
特にこれといった定義はありませんが、商品そのものが持つ魅力、そして一瞬にしてワクワク、ドキドキを想像させるデザインを含めたオーラだと考えます。

昔からあるブランド力(ネームバリュー)がある商品や日常よくある定番商品ではなく、世の中に新しく生まれた商品については、この商品力が全てだと言っても過言ではないでしょう。

利用者までのマーケティング的なアプローチや様々なメディアを通じての訴求方法がよくても売れない商品ってありますよね。

ジャパネットたかたの高田社長は世の中に売れないものはないとおっしゃってましたが、僕は売れないものは必ずあると考えます。
売れない理由は、商品力がないから。

ただそれだけです。

商品開発の際にどれだけ使う人の想いに沿った商品を考えるかどうか、それが全てですね。

商品開発でうまくいかない例

うちの会社にあるAとBの在庫がたくさんあるだよね。これを組合せて何かできないかな?

とか、

うちの技術とおたくの技術で何かできないかな?

これが出発点だとまずはうまくいかないでしょうね。
理由はわかりますか?

そこに使うお客さんの存在がないからです。

抽象的な話でスミマセンがこういう商品が世の中にたくさんあるのがとても気になるので書いてみました。

偉そうなこと書いてますがうちでも売れなかった商品は山のようにあり・・・。お客さんのHappyを想像して考えたはずなのに何がまずかったのか・・・。商品開発はホントに難しいですね。