やってはいけない起業のあれこれ・・・その1

これまで起業のメリットや手順について実体験に基づいていろいろと書いてきましたが、起業から7か月を経てわかった『やってはいけないこと』を何回かにわけて書いてみたいと思います。
これから起業を目指す方の参考になればいいのですが。

世の中にはこういう起業は失敗するという内容の本もいくつか出ています。
成功事例の本を読むのもよいのですが、僕は失敗事例をたくさん聞いたり読んだりすることをお勧めしますね。失敗は成功の元なので。

今日のテーマ『起業は計画的に』

まずはこのテーマ。
僕は父と喧嘩?をして(今では普通に会話もしていますのでご安心を)、急きょ自分で会社を起こし、これまでやってきたネット販売をベースに生計を立ててゆくつもりでした。
が、起業から7か月ほどたった現時点でうまくいってはいません。
ネット販売がうまくいかない理由は、これまでに何度か書きましたので、ではどのように起業すればよかったかと書きたいと思います。

その理由(1)事業計画を立てるのに時間がかかる
事業計画が必要な理由としては、(1)各種補助金や金融機関への融資などに事業計画書が必要であること、(2)また本来の目的として事業を展開する上での指針になるということから事業計画書が必要となります。
ただ書いたことがある人ならわかると思いますが、そう簡単にはかけません。
これまで単純にやってきたこと以上に自分にはできることがあるはずなので、自分自身を一度見つめなおしてから書き上げる必要があります。

*SWOT分析
*性格判断
*マーケット調査
などなどが必要となります。

その理由(2)スタートラインに立つまでに準備すること
前にも書きましたが、これが僕が起業する際にかかった時間を現した図です。

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時間のかかるものから逆算して最初に取り組んでゆけばいいと思います。
あと起業する際に必要な士業の方々と知り合いになっておくこともお勧めします。

*司法書士
*税理士
*社会保険労務士
*弁護士さんも?

などなど。あと公的な支援機関の方とも面識を持っておくと何かと便利です。

その理由(3)起業にはお金がかかる

業種にもよりますし、お客様の数にもよりますが一つの目安としては

6か月間は無給で暮らせるだけの資金

が必要だと思ってください。じゃ、お金を貯めないと起業できないのか?と言われるとそうでもありませんが、あるに越したことはありません。
起業時はとにかくお金がかかります。

*事務所(家賃)
*登記、士業との顧問契約
*PR(チラシ、メディア、ウェブ、挨拶状など)

※特に大企業と呼ばれる東証一部上場企業などから独立する場合はご注意を。
大企業は資本金の少ない企業・個人とは直接取引できない会社が多いです。
それまでたくさんのお客様がいてもそのまま引き継ぐのは至難の業。

起業は自分自身との長い戦いの始まりです。
戦いに負けないための強い心をもってくださいね。
そのためには起業時に考えたミッションや信念を書いて貼っておくことをお勧めします。